インボルブ(人を巻き込む)③〜学校ホームページ[マインドセット]
(この記事は,前回の記事のつづきです)
いつも,学校ホームページのことを考えていました。
学校ブログに書いて頂く手段として6種類を準備していましたが,スマホの普及とともに,Wordpressアプリを使ってくださる先生が増えてきました。「使ってみたい」という先生には,走っていって設定と使い方のレクチャーをしました。これは,校内分掌が情報管理室長に変わっても,「ゼロタイム対応」として続けていきました。別に走る必要はないし,だいたい廊下は走るべきではないのですが(苦笑),依頼の電話を切って1分後に相手が息を切らして目の前にいたら,それは感動します。(笑)
ブログを書くタイミングは,人によってまちまちです。私は休みの日でも2時間に1回はブログの下書きが上がってきていないかチェックして,できるだけ素早く公開するようにしていました。「書いたら早く載せて欲しい」というのが人情で,「もう上がっとる!!」というのは感動です。
【重要】現在は多くの学校で,管理職の許可を受けた後に公開するというルールがあるようです。当時,私の学校では係に任されていたので,私はマメに管理職と話をしつつ,苦情が出ないように修正や整形を加えてアップしていました。今なら・・・管理職がネを上げるぐらい簡易起案攻めにしてルールを変えさせますかね。(笑)
私は,感謝の気持ちでいっぱいでした。ブログなんて,やらなくたっていいのです。余分な仕事です。でも,書いてくださる。人の夢に付き合わせて申し訳なく思っていました。
その思いを伝えるために,「先生!ブログありがとうございました!!」と,必ず声をかけるようにして,さらに,生徒さんに「担任や顧問の先生に声をかけてあげて」とお願いして回りました。せっかくブログを書いたのに,反応がないのは寂しいです。笑顔をもらえば,次につながります。
学校はホームページの話題であふれるようになりました。基本的にブログには良いことしか書けません。ですので,学校がプラスのフィードバックで満たされるようになります。
私が赴任した当時は,かつて「東大にも甲子園にも行く」と名を轟かせた玉野光南の姿は今や昔,ジリ貧で打つ手のない虚無感のようなものが生まれ始めていたのですが,再び前向きな風が吹き始めたように感じました。光南に,青い風が吹き始めたのです。ホームページがどのくらい影響を与えたのか,ただの偶然なのかはわかりませんが,甲子園,サッカー選手権,バスケや陸上インターハイ,フェンシング,春高バレーなど,全国出場の生徒が多すぎてステージ上に並べず,体育館の前3分の1くらいがそれらの生徒で占められたこともありました。
力を加え続けること。加速。
ホームページのアクセス数も驚異的な伸びを記録しました。
このグラフは,岡山県総合教育センターが出しているアクセス数のデータから作成したものです。岡山県立高校では,光南高校は私が赴任するより前から常に1位(2位はいろんな高校が入れ代わり立ち代わり)でしたが,廊下に張り出しているポスターで想定を大幅に超えてしまい驚いたときの「貼り足し」です。
(もう少しだけつづく)