国際教育研究所 定例研究会で発表を行いました
2022年8月27日,倉敷駅近くにある国際学術交流センター内の「国際教育研究所」の定例研究会でリアルとオンライン併用による発表を行いました。演題は「仮説実験授業を海外に広めるための取り組み」で,このタイトルで,同研究所の機関誌「国際教育研究フォーラム」第93号(2022年6月発行)に掲載された内容のうち,オーストラリアでの取り組みについて紹介しました。
今回の発表は2本で,最初に倉敷芸術科学大学名誉教授の小山悦司氏による「学生の自己教育としてのインターンシップ」の発表があり,続いて私が実験実演付きでの発表を行いました。
実験は楽知ん研究所の大道仮説実験授業〈しゅぽ↑しゅぽ↓〉の英訳版を用いて英語で行いました。参加者のみなさんには「中学生になったつもりで」気楽に予想に手を挙げていただきました。とても楽しく印象的な実験に,参加された皆さんも興奮して終始笑顔でおられました。
そして,実験のあとに,その授業を勤務していた玉野光南高校の1年生に英語で行った映像と,オーストラリアの小学校,中学校,高校でそれぞれ行った映像を観ていただきました。自分がまさに目の当たりにして驚いた実験を,高校生が,そして海外の子どもたちが同じように楽しんでいる姿を見るのは,圧倒的な共感を呼ぶ力があります。
玉野光南高校の生徒さんも,最初は『なんで英語で実験の授業??』と戸惑っていたようでしたが,最後にオーストラリアの小学生が絵に描いたようなリアクションで反応している映像を観て,世界がつながっているという実感を持つことができたようでした。これは,ある意味で,強力な国際理解教育とも言えます。