岡山市の小学校で環境学習「もしも空気が見えたなら」

2022年12月2日(金)、岡山市内の小学4〜6年生13人を対象に、SDGsの地球環境についてのイメージを作る出前授業を行いました。

最初に、直径1.3mの巨大なバルーンを膨らませます。身長が約130cmくらいの児童に横に立ってもらってその高さまでブロワーで膨らませていくと、みんな耳をふさいで「割れる!割れる!」と一斉に声が上がりました。これは、地球の1000万分の1の模型ということになります。

そのスケールでは、エベレストやマリアナ海溝はどのくらいの高さ(深さ)になるか予想し、次に、人間が呼吸できる酸素はどのくらいの高さまであるかを予想します。

答えはなんと1mm以下で、そのあたりに積もった埃くらいしかありません。さらに海も深いようですが、平均すると濡らした雑巾で拭いたあと残った水くらいしかないのです。空気や海の大切さが直感的にわかり、環境への配慮が大切なことが学べます。

つづいて、仮説実験授業の授業書《もしも原子が見えたなら》のアプリ版で、空気はものすごく小さな粒=原子分子でできていることを学びます。空気中にある窒素分子や酸素分子、水分子や二酸化炭素分子が飛び回るシミュレーションに、「息ができなくなる(笑)」「水が飲めなくなる(笑)」と大いに盛り上がります。

最後に、発泡スチロール球を専用のニクロム線カッター定規で切断して接着し、酸素分子と二酸化炭素分子を作りました。

来週は、今回学んだ空気の分子を題材にしたScratchによるシューティングゲーム作成に挑戦する予定です。

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