岡山市の小学校で環境学習プログラミング編
2022年12月9日、1週間前の[岡山市の小学校で環境学習「もしも空気が見えたなら」]の後半として、前半で学んだ空気中の原子分子(酸素分子、窒素分子、水分子、二酸化炭素分子など)を題材にしたScratchによるプログラミングを行いました。
樹木から酸素分子などが発生してくるのをUFOでキャッチし、家や工場から発生する二酸化炭素分子にあみを放出してぶつけるというシューティングゲームです。できるだけ簡単なコード(プログラム)で、しかもゲームとして楽しめることを心がけて制作しました。Scratchでは、スプライトと呼ばれるアイコンごとに、ブロックによるコードを設定していくようになっています。全体の7割程度が完成したプログラムをQRコードで読み込んでもらい、解説を加えながらプリントを見て残りの3割を完成させてもらいました。
子どもたちの推察力はすごくて、少し説明しただけでどんどん自分で進めていくことができました。プログラミング自体は理解がかなり難しい部分(例えば、座標のことやクローンのことなど)もあるのですが、トライ&エラーであれこれ試していくうちに自分なりの改造をしてオリジナルなものが出てくるようになりました。それをお互いに見せ合い教え合うことで、コスチューム(手描きイラスト)に凝る子や難易度を上げる子など、それぞれ自分の好みに応じた、こちらの想像以上にさまざまな作品が出来上がりました。
授業の終わりには「もっとスクラッチさせて!スクラッチ!スクラッチ!」と叫び出す児童もいて、もっとプログラミングの勉強をしたいようでした。
なお、「環境学習 もしも空気が見えたなら」は、対象やニーズに応じて
①前半の地球模型と空気中の原子分子の学びのみ(1時間)
②前半に続き、スクラッチによるプログラミングの学び(計2時間)
③前半に続き、イオンの循環をテーマにした実験による食と環境の学び(計2時間)
④前半に続き、世界のさまざまな国々を人口と経済(お金持ち度)で発泡スチロール柱により視覚的に学ぶ(計2時間)。単独でも可能
という4つのコースを準備しています。
※こちらが準備したプログラムにはタブレット版とChromebook・PC版があり、今回の子どもたちはiPadを使用しておりキーボードがないため、タブレット版を使用しました。