新聞掲載記事(ぷろぐ☆ラボこうなん)を追加しました

2023年1月23日の山陽新聞朝刊に、私が立案・設計し現在も企画・運営に携わっている地域開放型ICT施設「ぷろぐ☆ラボこうなん」の記事が掲載されました。(掲載許諾申請中)

新聞掲載記事一覧は「メディア掲載」よりご覧ください。

玉野光南高「ICT教室」半年 プログラミングや健康ゲーム体験会 情報技術 市民に学び提供 幅広い交流の場に 他校とコラボCMも

 玉野光南高(玉野市東七区)で地域開放型のICT(情報通信技術)教室「ぷろぐ☆ラボこうなん」が始動して半年が経過した。情報技術を学ぶ生徒のマンパワーや豊富な資機材を生かした市民対象のプログラミング教室、健康志向のテレビゲーム体験会などが好評といい、多くの人をつなぐ交流の場として定着している。

 ラボは、地域産業をけん引する先端技術分野の職業人材育成を目指す文部科学省の「スマート専門高校」推進事業を活用し、昨年7月に開設。情報科の教室を改装し、パソコン27台や3Dプリンター、レーザー加工機などを導入した。

 教室は教員や情報科の生徒が主導し、小中学生を招いたプログラミング教室や中学生がネット上の危険やマナーなどを学ぶ「情報モラルかるた」の体験会などを開催。「健康ゲーム指導士」の資格を持つ3年生が、脳を活性化させる高齢者向けのテレビゲームの指導にも取り組んでおり、こうしたイベントを通じ参加者からは「勉強になった」「今後も続けてほしい」といった声も寄せられる。

 健康ゲーム指導士の活動はラボを飛び出し、深山公園(同市田井)や地元市民センターで実施した体験会も好評で、イベントで進行を担当した3年高藤さん(18)は「多くの反響はやりがいになる」という。

 10月にはラボを拠点に倉敷鷲羽高(倉敷市児島味野山田町)のビジネス科3年生と交流。SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け、同高が岡山市で企画した「マルシェ」を告知する“コラボCM”づくりを手がけ、充実した設備や機材を活用して動画の撮影や編集をサポートした。

 開設から間もないとはいえ、市民や地域、他校といった交流の輪を着実に広げてきたラボ。光南高情報科3年木曽さん(18)は「多くの人が集まり実践的な情報技術を学べる場所。人と人をつなぐ拠点にもなっている」と喜ぶ。

 情報科長の一守教諭は「さまざまな課題に挑み、試行錯誤するうちに生徒の考える力も高まっている。今後も幅広い世代に利用してもらえるよう、生徒の力と資機材を生かした活動を展開したい」と話している。

(写真上から)プログラミング教室の準備を進める情報科の3年生=昨年12月▽ラボで開かれた体験会で、高齢者にテレビゲームを指導する生徒たち=昨年9月(写真上)

(写真上から)プログラミング教室の準備を進める情報科の3年生=昨年12月▽ラボで開かれた体験会で、高齢者にテレビゲームを指導する生徒たち=昨年9月(写真下)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA